筋肉は一生必要! ~人生100年健康または楽でいるために~

先天性心疾患とはどのような病気ですか?

東洋医学では漢方薬3割、養生7割と言われています。

養生とは「生活に留意して健康の増進を図ること」とされ、最古の養生書とされているのは2世紀ごろに書かれた素問という本です。しかし養生はその時代背景に合ったものを選ぶ必要があります。

あらたま漢方診療所の考える今の養生とは「運動」と「体を作るための材料(空気・水・栄養素)」をきちんととる事と考えています。そこで現代の養生の中の一つ「運動」を提案します。

昔は仕事や家事をしていれば筋力が保たれる時代がありました。しかし今はどうでしょうか?
掃除機はどんどん軽量化していますし、ロボット掃除機になれば筋力は必要ありません。家事で筋力を必要とする場面はどんどん減っています。
仕事に出れば交通機関は整備され、一家に2~3台の車が当たり前になり、エスカレーターやエレベーターのおかげで1日の平均歩数は1991年には男性8338歩、女性7130歩だったのが2019年には男性6794歩、女性5942歩となっています。
さらに最近は自転車でさえ電動になってます。道具が便利になり、家事や移動が時短化したことで空いた時間を使って筋力をつける必要があるのです。

筋肉は一生必要ということをフレイル、ダイエット、美容の3つから見ていきます。

サルコペニア・ロコモティブ症候群・フレイル

高齢者の筋力低下の問題をサルコペニア、関節の可動域制限を加えた運動器の障害や衰えをロコモティブ症候群、そこに精神的障害(うつや認知症)を加えたものをフレイルといい社会問題になっています。この問題は筋力低下が根本的な問題にあり適切な運動や食習慣によって改善可能とされています。また心臓も筋肉です。筋力トレーニングにより心肺機能も高まります。
快適な老後を迎えるために筋力低下をいかに防ぐか?まさに筋肉は一生必要です。

ダイエット

ダイエットは摂取カロリーより消費カロリーが多くなることが重要です。消費カロリーを増やすには活動代謝(仕事や運動のために消費されるエネルギー)が重要です。筋肉の衰えた人が30分歩くのと筋肉を鍛えた人が30分歩くのではどちらが消費カロリーが多いでしょうか?筋肉を鍛えることでリバウンドしにくいダイエットをお勧めします。

美容

肌は10歳代で約 20日周期 20歳代で約 28日周期 30歳代からは年齢+28日周期で入れ替わっていると言われています。肌の入れ替わりには細胞分裂を盛んにする成長ホルモンも関与しています。成人でも筋力トレーニングをしっかり行うと成長ホルモンの分泌が増え、肌の入れ替わりを早くすることができるのです。まさに筋肉は一生必要ですね。

ストレッチ&筋力トレーニング①
ストレッチ&筋力トレーニング②
ストレッチ&筋力トレーニング③
ストレッチ&筋力トレーニング④
ストレッチ&筋力トレーニング⑤

写真のように僕もストレッチ&筋力トレーニングやっていますよ。

Connectのトレーナーの林 友輝さんにコメントをいただきました。

コネクト 林さん

皆さんはじめまして

名古屋市天白区でパーソナルトレーニングジムを運営&パーソナルトレーナーとして活動している林です。主に重りを使わずに行う運動&ストレッチで筋力トレーニングや柔軟性UPし、ダイエットや生活の質の向上のお手伝いをしています。

上記のように、昔に比べ明らかに運動をする機会が日常から減っています。体力の衰えは、身体的にも精神的にも負担になります。そのためにはやはり筋力トレーニングとストレッチが必要と考えています。筋力は何もしなければ20代から右肩下がりで落ちてきます。歳を重ねるごとにその落ち方は早くなります。ですので、運動を始めるならできるだけ早くがいいと言えるでしょう。

ストレッチは筋肉の柔軟性を高め怪我の予防になるだけでなく、血流改善にも有効です。血流が良くなると全身に栄養を運べるようになるため、漢方を摂取した時も効果抜群です。筋力トレーニングとストレッチは合わせて行いましょう。筋力トレーニングで日常から簡単にできるのは階段上りです。まずは普通に、慣れたら1段飛ばしで登るだけで筋肉は改善されていきます。ストレッチはお風呂上がりの、身体がしっかりと温まっている時が一番伸びやすいです。簡単なストレッチでもいいので習慣付けましょう。

そして、筋肉の質を向上させるために筋肉の材料となる『タンパク質』をしっかりと摂取する必要があります。身体の約20%はタンパク質でできています。しっかりとタンパク質を摂取することで、筋力トレーニング&ストレッチを効果的にしてくれます。筋力トレーニングは強くするために筋肉を傷つける作業です。傷つけた筋肉が回復し、前よりもさらに強くなるのですが、その時に必要になるのがタンパク質です。タンパク質をしっかりと取りながら、運動を日常から取り入れストレッチをお風呂上がりにしましょう!