西洋医学で十分に治療効果が得られていない患者様に対し、東洋医学的視点から考え、西洋医学に漢方薬治療を併用することで新しい可能性を提示します。可能性には治療だけでなくライフスタイルや食生活も含まれます。
日本漢方は江戸時代に独自の進化を遂げ発展しました。その時には西洋医学はまだ日本に導入されていないので、すべての疾患に対し漢方治療が行われていました。よって、すべての病態に対して西洋医学と東洋医学を統合は新たな可能性を秘めていると考えています。その中でも漢方治療が効果あるとされている代表的な疾患は更年期障害などの婦人科疾患、加齢に伴う問題、アトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚疾患、うつ病・不安などの精神疾患、便秘や慢性胃炎などの消化器疾患、花粉症やじんましん等のアレルギー疾患、頭痛・冷え性・疼痛性疾患・むくみです。当院でももちろん上記の患者様に対応させていただきますが、特殊性として重症心身障がいや先天性心疾患をお持ちの患者様の諸問題に特化していきたいと考えています。
症状を聞き、診察をして保険診療で認められている148種類の漢方薬から効果のありそうなものをいくつかピックアップします。
原則は、まず1つの漢方薬を投与します。通常なら2から3週間後に来院していただき改善した点、不変な点を確認します。症状が強ければ1週間後に診させていただいております。
効果がないあるいは足らないと判断したら以下のいずれかを行います。
STEP②に戻り症状が改善するまで繰り返していきます。